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●労働災害（仕事に関わる時間中のケガ）
○職場に連絡する（届け出る.
○負傷当時の状況や負傷原因はしっかりメモしておきましょう。
○最初は軽いケガだと思っても、後から痛みが出ることも多々あります。油断せず、病院にてレントゲン、ＣＴ、ＭＲＩなどによる精密検査を受けておきましょう。
労災保険とは、労働者災害補償保険法（以下「労災保険法」といいます。）に基づく制度で、業務上災害又は通勤災害により、労働者が負傷した場合、疾病にかかった場合、障害が残った場合、死亡した場合等について、被災労働者又はその遺族に対し所定の保険給付を行う制度です。また、このほかに被災労働者の社会復帰の促進、遺族の援護等を行っています。この労災保険については、会社（事業主）が保険料を全額負担するので、加入しているという認識がない方も多いですが、一人でも労働者（アルバイト・パートタイマーなども含む）がいる会社（事業主）は、手続きを行っている・いないにかかわらず、すでに労災保険関係が成立しています。
●労災保険の対象者（適用労働者、労働者）は？
労災保険の対象となる適用労働者は「職業の種類を問わず、事業に使用される方で、賃金を支払われる方」が該当します。
・被用者（従業員、パート、アルバイトなど）が対象
・法人の役員は原則加入できない
・自営業者等は対象外（特別加入という制度はある）
●労働保険の保険料の負担は？
通常、労働者を一人でも使用する事業は、適用事業として労災保険法の適用を受けることになり、加入の手続きを行い、保険料を納付しなければなりません。また、保険料は全額事業主負担とされています。
・会社（事業主）が全額負担
・業種によって危険率が違い、料率が異なる
●労災保険の関係機関
労災保険は、政府（厚生労働省）が管掌しています。また、実際に労災保険の事務を取り扱う機関は、中央では厚生労働省、地方では各都道府県労働局および労働基準監督署となります。 ・所轄官庁・・・厚生労働省（労働基準局、都道府県労働局） ・手続き関連機関・・・労働基準監督署、労災病院、労災指定病院、労災指定整骨・接骨院 ※当院は労災指定院となっております。
●労災治療の流れ
①職場の労災担当者もしくは事務に連絡しましょう
仕事中(通勤中も含む)のケガや事故であることを職場の労災担当者に連絡し、労災が適応になるのか確認してください。仕事中のケガであれば、従業員を雇っている以上労災を適応する責任がありますので、しっかりとケガの報告をすることをおすすめします。
※この①職場の労災担当者への連絡は、当院へご来院いただく前でも後でもかまいません。
②当院へご来院ください。
当院にて、ケガや辛い症状に関して詳しく問診・診察し施療していきます。
病院にて精密検査（レントゲン、ＣＴ、ＭＲＩなど）を受けていない場合は、初診の帰りに紹介状をお渡し致しますので、後日、病院にて精密検査を受けてきて頂き、引き続き症状に対する施術を行っていきます。
※職場に連絡する前に、当院へのご来院頂いてもかまいません。その際は、診断書が必要な場合は症状、加療の見込み等を記入の上、診察後にお渡しいますので、そちらを職場にお持ちになり、労災の適応を申請してください。
③症状の改善
通院期間の目安は、症状や生活環境により異なりますが、数週間から数カ月になります。少し改善しても、数日で痛みが戻ることなどもありますので、慎重に経過観察し、施術していきます。
④労災治療の終了
職場の労災担当者に症状の改善を伝え、労災治療の終了となります。
